「日刊SPA!」のインドネシア株式記事

「日刊SPA!」より、以下引用

東南アジアの“雄”インドネシア株を狙い撃て

2013年もっとも熱い新興国はASEANのインドネシア! その理由は豊富な資源、人口ボーナス、インフレの抑制がうまくいっていることなど、さまざまな要因が列挙される

◆経済的に安定しているのは中国よりもインドネシア

 今、東南アジアがアツい。言わずもがなではあるが、まさに発展途上、成長率が半端ないのだ。なかでも、個人が投資をする際に注目なのがインドネシアだ。
「まず、現在のGDP成長率が堅調で近年6%台で安定している。例えば、中国はGDPが予想より下回ると売られるリスクがあるのですが、インドネシアは安定していますから、個人投資家が中長期でホールドしやすいんですよ」と話すのは亜州IRの又井郁生氏。マイナス成長もある日本から見たら6%の安定成長は羨ましい。

「また、政府は’25年までにGDPを5倍に押し上げるという『経済開発マスタープラン』を発表しています。インドネシアは天然ガスをはじめとして石炭やゴムなども豊富。その天然資源と経済産業をどう展開していくかを示したもの。アジア開発銀行と世界銀行からも支持されていますから、今後10年間のインドネシアの発展は間違いないでしょう」 日本政府もこの開発プランには、空港や高速道路建設に約1000億円の援助を表明している。

◆インドネシアが成長するコレだけの理由

「それから現在、インドネシアの人口が2億5000万人と非常に多いことも有利。これは中国、インド、アメリカに次ぐ世界4位で、人口の分布が理想的な三角形のピラミッド形。つまりは、若者の人口が非常に多いんです」 日本は少子高齢化の「逆三角形」であり、正直、発展には向かないが、インドネシアまったく逆。

「これから、労働人口がどんどん増えます。そして、インドネシアの一人当たりGDPは3000ドルを突破しました。同じASEANでもベトナムが1500ドルでその差は歴然。この数字が3000ドルを超えると車を買う人が増えるという統計がありますが、中産階級は労働力のほかに消費のけん引役になる。この2つの条件が重なったいわゆる“人口ボーナス期”を迎えているんです」 いわば’60年代、高度経済成長期に入った頃の日本がそのまま現在のインドネシアなわけだ。

「また、経済政策でうまくコントロールされている。特に、インフレ率が5%程度に落ち着いているのもポイントでしょう」 インフレは経済発展のためには必要だが、10%を超えると狂乱物価を引き起こす。ベトナムでは一時インフレ率が20%を超え景気の足かせとなったが、インドネシアではその心配もない。ネガティブ要因を強いてあげるのならば、かつて混乱していた政治だろうか。
「でも、それはスハルト元大統領が居た’90年代後半の話。確かにそのころはアジア通貨危機があったりして、ルピアも暴落。入っていた外資系の投資ファンドなども逃げ出しています。でも、’04年にユドヨノ大統領が就任し’09年には再選されていますから、政情不安もほぼ解消されています」 現在は投資から離れていた外資も続々とインドネシアに戻ってきているという。

銘柄は自動車、食品、小売など多岐にわたる

 前回紹介したとおり、インドネシアに投資をするための条件は十分整っている(http://nikkan-spa.jp/365773)。となれば注目の銘柄だ。
「インドネシアの自動車販売台数はASEANのなかでもトップ規模。そこで注目が、アストラ・インターナショナルです。トヨタやダイハツ、いすゞやプジョーなども造っている非常に大きな自動車会社で、国内シェアは、自動車は48%、二輪車は53%を誇っています。この銘柄だけで実にジャカルタ総合指数の8%を占めます」(亜州IRの又井郁生氏) つまり、この銘柄にインドネシア指数は左右されるというわけ。

「また、重機のユナイテッド・トラクターズも有望ですね。アストラの子会社ですが、コマツの建設機械を独占販売しています。『経済開発マスタープラン』で高速道路や空港などがどんどん建てられるので、建築、セメントなどは今後も伸びるでしょう」 それから、人口が増えれば個人消費も上がる見込み。

「そこで挙げられるのがインドフードでしょうか。カップ麺やスナック菓子などの消費が上がってきています。日用品のユニリーバ・インドネシアも面白いですね」 これまで売れなかったちょっとした贅沢品が売れるというわけ。

個別株の不安な点を挙げるとすれば住宅や車など各種のローン規制が始まったことです。頭金に30%は準備しなければならなくなります。また、これまでローン規制対象外だったイスラム金融にも適用されそう。自動車や住宅関連などは成長が鈍化する可能性があります。とはいえ、成長が止まるわけではありませんので、そこまで悲観しなくても大丈夫でしょう」

 それともう一つ気になるのは為替レートの推移だ。「インドネシア・ルピアは米ドルとの相関が強め。なので、円高が進むとその分、日本人には不向きですが、最近の為替レートは円安気味ですから、これもそんなに心配いらないと思いますよ」

 インドネシア株はSBI証券、楽天証券、フィリップ証券などで購入可能。’13年は日経平均もうまみがありそうだが、インドネシア株でよりパワフルな一年になりそうだ。

<期待のインドネシア個別株>

●「アストラ・インターナショナル」
インドネシア国内で50%近いシェアを誇る自動車メーカー。国内の自動車保有率はまだ1桁台ということを考えれば、今後も上昇する余地十分
期待度:★★★★★
現在値:7,400 IDR
参考円価格:67円
最低売買代金:33,670円

●「バンク・セントラル・アジア」
銀行株の一番手。経済が好調な時には銀行株は手堅い銘柄だと言われているが、総資産利益率などを見ても右肩上がりで好調を維持している
期待度:★★★★
現在値:9,200 IDR
参考円価格:84円
最低売買代金:41,405円

●「テレコムニカシ・インドネシア」
インドネシア通信最大手。携帯電話のほかブロードバンド回線の事業も。まだまだネット利用者数は人口の1割程度。今後も増加が見込まれる
期待度:★★★
現在値:9,100 IDR
参考円価格:83円
最低売買代金:41,405円

●「ペルサハーン・ガス・ネガラ」
国営ガスとエネルギーの会社。産業用と住宅向けのガス販売を行う。産業と消費の両面から資源豊富なインドネシアは今後も伸びが期待できる
期待度:★★★★
現在値:4,400 IDR
参考円価格:40円
最低売買代金:20,020円

●「グダン・ガラム」
インドネシア最大のたばこ販売メーカー。実質の無借金企業で高収益体質。グローブ入りの紙巻きタバコは甘い香りがし、日本でも愛好者多数
期待度:★★
現在値:57,100 IDR
参考円価格:520円
最低売買代金:259,805円

●「ユナイテッド・トラクターズ」
建機メーカー。重機製造および販売を手掛ける。コマツの建設機械を独占販売している。インフラの建設のほか、石炭採掘量増加などはプラス材料
期待度:★★★
現在値:19,350 IDR
参考円価格:176円
最低売買代金:88,043円

●「ユニリーバ・インドネシア」
消費財メーカー。石鹸や洗剤などが主力の商品ではあるが、マーガリンやアイスクリームの販売も。今後、中産階級の台頭で売り上げ増加に期待
期待度:★★★
現在値:21,330 IDR
参考円価格:194円
最低売買代金:96,915円

(’12年12月26日現在)


インドネシアの不動産は狙い目か!?

 経済が好調ならば、株高にもなるが不動産にも影響が出てくるはず……。インドネシアのリートを買っていた個人投資家のとらのすけ氏はこう話す。「自分が取引していたのはちょっと複雑でシンガポールに上場しているFirst Real Estate Investment Trust(通称FREIT)です。病院や介護施設のリートなのですがインドネシア企業がスポンサーで展開の多くがインドネシア。業績はよく、ほかのASEANのリートと共に上昇していました。アメリカの金融緩和で余った資金が円に流れ込み為替は円高になっていたように、外資系ヘッジファンドが海外のリートを買っていたのが原因だと思います」 しかし現在は、既にFREITを売却してしまったのだとか。「自分の見立てでは今後、米国株が下がると思っています。なので、米国株式指数をショートしたい。そのために分散していた資金を一度集めるのが理由ですね」

 また、亜州IRの又井郁生氏は不動産や住宅銘柄については少し懐疑的。「インドネシアでは昨年3月と6月に住宅や車などに対してローン規制が入りました。これを受けて不動産株は若干下がっています」 これまでローン規制の対象外だったイスラム金融に対しても規制が入り、頭金に30%必要になるというのだ。インドネシア不動産に関しては、静観したほうがよいのかも。
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この記事へのコメント

- 働く外こもり - 2013年01月21日 09:11:09

東南アジアはドコモ元気が良さそうですね。 インドネシア株に投資するETFはIDXでしょうか。 ちょっと買っておこうかな。

- NINJA300 - 2013年01月21日 10:23:48

インドネシア、タイ、フィリピン・・・よく上がりましたね。cautious buyですね。

- NINJA300 - 2013年01月23日 00:10:25

でも、インドネシアは自由な方のイスラム圏ですから、ちょっと投資には二の足を踏みます。自由な方のイスラム圏ということは、イスラムの最前線ですから。

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NINJA300

Author:NINJA300
ASEAN在住日本人の資産運用ブログ。NINJA250からNINJA300へ排気量アップしました(2013/11)。

最近気付いた点は、自分が永遠に"a bud looking for bloom"であり、「捨石(a stepping stone)」であるということです(2015/03/26)。

☆☆☆ムーンフェイズ/月齢☆☆☆



(キャリアほか)
日系投信会社でファンドマネジャー、アナリスト。欧米系投信会社で投資情報室長、マーケティングを経験。ファイナンス修士号(Master of Finance)、CMA(日本証券アナリスト)。タイ(バンコク、チェンマイ、パタヤ)、ベトナム(サイゴン、ハノイ)など主にASEAN地域を拠点にトレーダーとして生きる。その間、ジムロジャースなどへのインタビューやアジア株関連記事ほかを執筆する。
東京時代は故渡辺昇一、西尾幹二他を乱読。現在は馬淵睦夫、宮崎正弘他の著作が好物。物価安(円からみて)のチェンマイ時代は「頼山陽」のごとく暴れまくった(笑)。政治的には「保守」とは思うが、あくまで「トレンドフォロワー」なので「風見鶏」かもしれない。しかし、譲れない一線(a matter of principle)を保持する。「オタク」の倉山・上念一派よりは、水島総・三橋貴明の方が好き。消費増税・プライマリーバランス(PB)に反対の一方で、憲法改正・日米同盟強化を支持する。NINJA300は既得権益者とはまったく異なる立場にいます。日本が「国体」を保守し、アメリカから「真」の独立を勝ち取ることを願っております。

(Pirate Code)
"Take everything what you can, give nothing back"

「亡者の箱まで、にじり登った15人、一杯やろうぜ、Yo-Ho-Ho!他の奴らは 酒と悪魔に 飲まれたぞ、もひとつやろうぜ、Yo-Ho-Ho!」


****ベトナム株式市場をディスカバーしよう****

「ベトナム...それは旧ソ連型共産主義の最後の生き残り国家の一つだ。そこには我々の想像を絶する文化と9635万人の多子若齢のベトナム人が住んでいる。そして驚くべきことにはベトナム人は【反シナ・親日】なのだ。このメルマガは約10年間ベトナム在住の日本人アナリストがベトナム株式市場を分析する驚異に満ちたレポートである。」

「ベトナム在住・証券アナリストがみたベトナム株・2019年1月号/第2回」
URL: https://foomii.com/00138/2019010418534751016

※データ記載には注意を払っていますが一人で書いておりますので、間違いが全くないというわけはないと思います。若し、間違いにお気づきになられた方はご一報いただければ幸甚です。また、ご承知のように、投資は全て自己責任ですので当ブログは一切責任を負いません。

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なお、プレビューは天龍寺の雲龍画。日本は「龍国」です。
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