「香港の家1個」=「日本の家10個」

香港の家1個=日本の家10個らしい。以下、日経の記事を引用させていただきます。

香港、日本の不動産への投資熱高まる 2014/6/17 6:03
 日本の不動産への投資が香港で人気だ。人気の的は都心のワンルームマンション。現地を視察する投資家向けツアーも活況だ。じわりと高まる日本の不動産投資熱を追った。

■セミナーに入門書、目当ては意外な物件
 JPハウジングが土曜日に3回にわたって開いた日本の不動産投資セミナーは各回とも盛況(香港島・銅羅湾)
 5月末、香港で「進撃の日本棲」と題したセミナーが開かれた。タイトルは明らかに人気漫画「進撃の巨人」のもじり。日本棲は日本のマンションを意味する。香港の投資家を対象に現地仲介会社「日本不動産(JPハウジング)」が開いた投資説明会だ。

 香港島の繁華街・銅鑼湾近くの会場を埋めた50人ほどの聴衆を前に、JPハウジングの李翰斌・総経理が日本の不動産投資の現状を説明した。内容は物件の種類や選び方、具体的な購入手続き、税制度など多岐に及ぶ。配られた全19ページの資料は表紙をめくるといきなり「立川駅より徒歩10分の好立地物件」の紹介。以下、西横浜や武蔵小金井など首都圏のワンルームマンションの物件紹介が続く、徹底した実戦重視だ。質疑も「利回りは保証されているのか」「家賃収入は香港でスムーズに受け取れるか」など、実際の購入を念頭に置いたものが多い。
 外国人対象の不動産仲介も手掛ける三井不動産リアルティ(東京・千代田)によると、こうした外国人投資家による日本の不動産への投資は為替相場が円安に転じた2012年末ごろから増え始めた。同社の仲介件数も昨年は過去最高を記録し、今年も高水準を維持しているという。「香港や台北、上海などに比べると東京の不動産が割安に感じられる」(国際事業室の片山潔室長)ことが大きいようだ。

 香港でセミナーを開いたJPハウジングの李総経理は今年3月に香港初の日本の不動産投資の入門書を出版した。表紙には「香港の家1軒=日本の家10軒」のイラスト。日本の不動産価格の割安さを強調した内容となっている。香港の坪単価は1500万円前後で、これに比べると都心でも400万円前後という東京の割安感は確かに際立つ。

 実際、この10年は外国人の日本の不動産買いが目立った。リーマン・ショックや東日本大震災などで下火に転じる場面もあったが、12年にゴールドマン・サックスが投資を再開するなど、外国人の関心が再び高まりつつある。三菱地所や三井不動産の外国人持ち株比率も4割強と高い。

 不動産取引の現場ではこれまで機関投資家の大口取引が中心だったが、足元では経済力を付けてきた「香港や台湾の個人が割安感のある小規模案件に注目している」(JPハウジングの李総経理)。香港では不動産仲介会社の店頭に新宿や渋谷、池袋などの物件紹介が掲示される例もあり、関心を持つ層の裾野は着実に広がっている。

 JPハウジングの提携先、三倉屋商事(東京・港)の谷口雅之・最高経営責任者(CEO)は「香港や台湾から物件見学の依頼が毎日2~3件は来る」と話す。香港の顧客がワンルームマンションといった小型物件を好むのに対し、日本への不動産投資を先行して始めた台湾の顧客はいわゆる億ションなどの高額物件を購入していくという。ただ「いずれも利回りにはシビアで値引きなどの要求もきつい」。

 日本の地方顧客や女性も東京でのマンション投資に乗り出しており、都内のマンションは争奪戦が激しさを増している。ただ「日本人客は年金代わりの長期保有が目的。香港・台湾の顧客は東京五輪などに向け地価が上がると考えており、完全な投資目的」(谷口氏)と動機は違うそうだ。

 来年5月には東京で初めて、世界の不動産関連企業や投資家が集まる見本市「MIPIM ASIA」が開かれる。06年から香港で開催されており、日本の官民の招致努力が実った。五輪なども控える日本の不動産は今後、何かと注目を集めやすい有利なポジションにあり「外国人の日本不動産買いはしばらく続くはず」(三井不リアルティの片山氏)との見方が多い。JPハウジングの李総経理も「香港では中国本土の不動産投資が一般的だが、日本の不動産も選択肢のひとつに加えてもいいのではないか」と呼びかけて、香港でのセミナーを結んだ。

■「7割は見ずに購入」仲介会社トップ

 香港で日本の住宅投資を仲介するJPハウジングの李翰斌・総経理と蘇旭倫・取締役に話を聞いた。

 ――会社を立ち上げたきっかけは何ですか。

 「日本に居住経験があり日本の住宅事情に関する知識があった。香港の不動産仲介会社で働いていたが、2012年からの円安を機に同僚と2人で会社を興した」

 ――顧客は増えていますか。

 「13年4月の正式立ち上げからいままで400件ほどが成約した。取扱件数は年々増えており、13年は1カ月当たり20件ほどだったのが、今年5月は60件を扱った。最近ではグーグルマップなどで現地のおおよその状況はわかるため、顧客の7割は実際の物件を見ないで買っているが、物件見学を目的とした3~4人からの日本ツアーも始めた。我々の好調をみて域内で同業も増えつつある」

 ――どのような顧客がどんな物件を買っていますか。

 「中心は40代以降で、サラリーマンも多い。モデルケースとして提示しているのは、香港ですでにマンションを所有している人が物件を担保にした借入金で、日本のマンションなどを2~3軒買うというもの。香港の住宅価格は高いうえ域内の低金利もあり、日本で複数の物件を所有する金額を借りられる。日本の高い司法書士手数料などの元を取ることを考え、5年以上は所有することを勧めている」

 「人気の物件価格は500万~2000万円くらい。ワンルームで駅から徒歩10分以内が多い。また、香港の顧客が最大のリスクと考えているのは地震なので、建築基準法改正で耐震性が強化された1972年以降の物件を紹介している」

 「地域別ではやはり東京が人気だ。少なくとも東京のワンルームマンション需給は引き締まっている。空室率も低く、現在の住人が退去しても2カ月以内に新たな住人が入ってくる。東京五輪を前に今後も需給逼迫は続くだろう」

 ――投資妙味はどこにありますか。

 「まず利回りが一番違う。香港で賃貸マンションを経営した場合、(物件が高額であるため)利回りは2~3%程度だ。それが日本なら8%以上で、安い物件なら10%超もあり得る。その差で投資収益が上がる」

 「最初の物件所有後はそれを担保に円資金を借り、投資を一段と増やすケースもある。この方法なら円安が進んで香港ドル建ての家賃収入が目減りした際に円建ての借入金も目減りするので、為替リスクがヘッジできて安全性が高い」

 ――日本の不動産が人気の理由をどう分析していますか。

 「日本は中国などに比べ法規制が厳格・公正で、契約の際も安心できる。また、欧米に比べて近いので気軽に物件を見学できる。さらに、香港の人は日本文化好きだ。物件を所有しておいて、例えば東京五輪の開催中やカジノ開設後に短期間、居住してみてもよいと考える人がいる。子供を日本に留学させたいと考えるケースもある」


■「五輪前に再び商機」三井不リアルティ

 香港や台湾といった海外投資家への物件紹介に積極的な三井不動産リアルティの片山潔・海外事業室長に最近の傾向と今後の展望を聞いた。

 ――足元のアジア投資家による日本不動産買いをどうみていますか。

 「為替相場が円安に振れた2012年末ごろから増えた。当社の海外顧客への仲介件数も昨年に初めて100件を超え、今年もいまのところ昨年同様の高水準を保っている。ただ、新規の顧客の問い合わせは減り、2軒目や3軒目を買う動きが補っている。地域別では台湾が4割ぐらいで、香港、中国本土が続く」

 「香港や台北、上海などは東京より坪単価が高い物件も多く、東京が割安に映る。円安も魅力だ。アベノミクスでインフレ期待が強いほか、東京五輪も控えている。日本の不動産投資への安定感もあるだろう。例えば米フロリダなどではリーマン・ショック後に価格が半分になるケースがあった。日本では東日本大震災後も賃料などはそれほどは下がっておらず安定的に推移している。いろいろな要素がプラスに作用している」

 ――投資に特徴はありますか。

 「中華圏の顧客に人気なのはやはり知名度の高い港区や湾岸周辺などだ。六本木の物件などはステータスシンボルとして買うのだろう。ただし、人気も高いため、投資リターンは3~5%程度にとどまる。利回りを重視する顧客は板橋区など、山手線の外側の物件を探すケースが多い。この場合、8%前後のリターンが期待できる」

 「台湾の顧客は投資のハードルが比較的低い。東京には第一銀行や台湾銀行、兆豊国際商業銀行など5行の台湾系銀行が支店を構えており、ここから円建てで投資資金を借りられるからだ。自己資金とローンで予算枠も広がる。訪日ビザが不要な点などは香港の顧客も同じだが、資金調達はやや難しくなる」

 ――今後もブームは続きそうですか。

 「現在は日本の個人も買っており、都心の物件価格も上昇している。いまは買い手より売り手が有利な状況だ。ただ、五輪を控えるほか、政府の観光立国政策もあり、日本は今後もいろいろな形で世界に露出する。中国の不動産投資が下火になっていることもあり、消去法で日本の不動産投資の人気が当面は続くとみている」


 「ただ、2020年の東京五輪が近づくころには物件の売却希望も増えるとみている。物件を購入して5年目以降の1月1日からキャピタルゲイン課税の軽減措置が受けられるようになるからだ。昨年、今年と日本の不動産を買った顧客の売り需要が18~19年に増加する可能性があり、仲介業者にはそれも商機となるだろう」


NINJA300も東京にワンルーム欲しいな・・・代わりにREITでも買うかな・・・
関連記事

この記事へのコメント

- タイ在住 - 2014年06月18日 13:14:44

香港、シンガポール人の不動産熱は凄まじいですからね。
大阪観光したついでに町にある不動産情報誌見せたら、安い!安いと叫んでました。。。

- NINJA300 - 2014年06月18日 13:29:18

時代は変わりましたねぇ。日本の中間層は来日する香港人、シンガポール人より貧乏になってしまいました。25年前の香港旅行では物価が1/3くらいに感じたんですが・・来週から旅行で香港です。ブログはアプしないので宜しくお願いします。

- 戦艦 長門 - 2014年06月18日 15:30:43

綺麗な空気と水がある日本の物件は、永続的生存不可能な中国の物件よりも、安いのか!

- タイ在住 - 2014年06月18日 20:12:09

返還前にも行きましたが、観光地はみんな日本語話せるし、物価も安かったです。
最近は日本人の観光客も少なく、日本語を見かける機会も無くなりましたね

- NINJA300 - 2014年06月18日 20:16:26

長門さん
日本のバブル時は東京の土地価格と全米すべての土地価格が同じでした。その後、東京は暴落、米国を始め欧米の土地は急騰。歴史は繰り返します。

タイ在住さん
ひさびさの香港なので楽しみにしています。物価はかなり高くなったときいております。レストランで飯くうと高そうなので、ディムサムかワンタンメンかな・・・ちょい哀しい。おかゆもいいね。あれはうまいしね。w

- NINJA300 - 2014年06月18日 20:48:04

GPIFが国債売却しているようですね。これは株にくるのでしょうね。あがりますね。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7CUP26JIJV101.html

- minoru - 2014年06月19日 09:18:08

 一昔前は、日本人が香港の不動産を買いに行ったのですが、今は価格も逆転しましたね。
 日本の不動産は割安だと思います。でも、家賃も安い。

 人が減っているから需要が弱いと思います。

- NINJA300 - 2014年06月19日 12:13:22

たしか、香港のシナ返還前に故Q永漢さんが香港不動産を推奨していましたよね。当時は返還されるということで、香港人がイギリスや旧イギリス植民地の豪州やカナダなどに逃げ出していて、香港不動産は下落していました。あれから10倍以上にはなったですよね。
時代は巡って今度は日本です。わたしは日本円がもっともっと安くなったら日本の不動産も良いかなとおもいますが・・・日本は税金が高い。

最近の日本はとんでもない。ガソリンが160円台、年金は少なくなって、国民年金は上がる。PCや携帯税を作れという無能な議員がでる。この様子をみていると、流動性のあるREITで十分なような気がします。

日本の農村ですめば土地くれるってとこに興味ありますね。いまはネットがあるし、ネコやペリカンも頑張っているので、田舎住まいがいいような気もしています。何か良い田舎住宅情報があればおしえてください。

- minoru - 2014年06月20日 09:40:27

 田舎の家と言えば、週間新潮に毎号2000万円以下で買える家 が掲載されています。
 土地が600坪以上かな。

物凄く立派な家が多いです。
本気で住むならお買い得だなあ。
と思って毎号見ています(笑)。

伊豆の別荘でも、意外と安いです。
中古で掘り出し物を見つける必要はあります。

新築とか、分譲は高いので、2重価格どころか、物凄く違います。

- NINJA300 - 2014年06月20日 11:23:51

帰国時に週刊新潮をチェックします。情報有難うございます。

トラックバック

URL :

プロフィール: Profile

NINJA300

Author:NINJA300
ASEAN在住日本人の資産運用ブログ。NINJA250からNINJA300へ排気量アップしました(2013/11)。

最近気付いた点は、自分が永遠に"a bud looking for bloom"であり、「捨石(a stepping stone)」であるということです(2015/03/26)。

☆☆☆ムーンフェイズ/月齢☆☆☆




☆☆フライング・トゥールビヨン☆☆



The Pirate's Code 1: Take every thing you can, give nothing back!

※データ記載には注意を払っていますが一人で書いておりますので、間違いが全くないというわけはないと思います。若し、間違いにお気づきになられた方はご一報いただければ幸甚です。また、ご承知のように、投資は全て自己責任ですので当ブログは一切責任を負いません。

http://ninjafighter.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

※また、徹底して日教組が大嫌いです。天敵だと思っていますので宜しくお願いします。

なお、プレビューは天龍寺の雲龍画。日本は「龍国」です。
http://www.rinnou.net/cont_03/10tenryu/

※最後に、NINJA300は完全に「アマゾン」「楽天」等の回し者で、アフィリリンクをクリックすると商品ページに飛んで購入額のわずか数%の"under the table"をもらえる約束になっています。したがって、数円単位でもNINJA300を儲けさすのがムカつく人はどうか買う時は自分で「アマゾン」にアクセスをお願いします。

最新記事: Latest article
カテゴリ: Category
日米欧中の株価指数ボード(β)
ASEAN新興国の株価指数
JKSE指数 ^JKSE指数 SET指数 SET指数 STI指数 ^STI指数 KLSE指数 ^KLSE指数 フィリピン総合指数 フィリピン総合 VN指数 VN指数 上海総合指数 上海総合指数 香港ハンセン指数 香港ハンセン指数
ドル円・為替レート

ForexProsこのチャートの提供はForexpros – 外為 ポータルサイト
為替レート表

ForexProsこの為替レート表の提供はForexpros -外国 為替 証拠金取引ポータルサイト
月別アーカイブ: Monthly archive
ブログ集へのリンク:
人気ページのランキング
にほんブログ村ランキング(新興市場)
世界のグルメ
文献(English)
知恵メモ等々
「動画」「静画」のリンク集
いつも心に音楽を
ショップ工事中
http://astore.amazon.co.jp/ninja300abs-22
バンコク(タイ)の格安ホテル
メールフォーム(ご意見・ご感想、限定記事パスワード)

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
FC2カウンター: FC2 counter
カレンダー/Calendar
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
非メンバー制掲示板
最新コメント: Latest comment
リンク集
別枠リンク集(個人ブログ)
別枠リンク集(日本のメディア)
別枠リンク集(海外メディア)
別枠リンク集(インターネット・メディア)
トレード用データ・資料
証券取引所、ブローカー
リアルタイム・チャート
データ・ダウンロード/Data Download
不動産/Real Estate
(趣味)時計、革製品、バイク、サーフィン
モーターバイク/Motor Bike
サバイバル/Survival
懐中時計/Pocket Watch
Collectibles/Netsuke etc.
*悪徳業者が多い、要注意。
  • 根付生活
  • Joytec
  • JADEISUS.COM
  • 日本ヒスイ鉱業
  • 金融時計/Social currency/Financial watch
    ホロロジー/Horology
    ロレックスにうんざりしたら・・・